文:中津川ゆるゆるニュース
中津川宿は、本町地区をはじめ、ところどころに昔の町並みが残り、小さなスポットながら深い歴史を感じることができる場所です。
そこで今回は、The RYOKAN Oから歩いて約10分の場所にある、中津川宿脇本陣跡をご紹介します!
「跡」といいながらも、しっかり中を見学できますよ!

そもそも脇本陣とは?
江戸時代、大名や格式の高い人々が中山道を旅する際には、宿場町に設けられた「本陣」に宿泊しました。
「脇本陣」は、その本陣を補うための施設です。大きな一行が本陣だけでは泊まりきれない場合や、大名同士が鉢合わせになった場合などに使われました。
かつての中津川宿脇本陣は、現在の中津川市中山道歴史資料館が建つ場所の一区画にありました。脇本陣と問屋を務めていた森家から、2008年に土地と建物が中津川市へ寄付され、現在の展示施設として整備されています。
ここでは、いわば「殿様の席」に座って、当時の気分を味わうことができます。
しかも、無料です!
では、さっそく中に入ってみましょう!

石畳を踏みしめながら、江戸時代にタイムスリップ!
中津川宿は、中山道45番目の宿場町です。中津川宿脇本陣跡では、旧森家の建物の一部である「上段の間」と土蔵1棟が公開され、宿場の機能や当時の様子を今に伝えています。
森家は、古記録によると1684年頃に恵那郡岩村から中津川宿へ移り住み、1803年頃から脇本陣と問屋を代々務めました。本陣を務めた市岡家を補佐しながら、中津川宿の交通を支えた家です。
明治13年(1880年)には明治天皇が休憩し、明治15年(1882年)には板垣退助らの演説会場になるなど、明治期にも歴史の舞台となりました。


英語の案内もありますので、ぜひ読んでみてください。

この席が、まさに殿様の席!
江戸時代から実際に使われてきた「上段の間」は、床の間と書院棚を備えた8畳の空間です。
一部が復元・再現され、建具、柱、欄間などには当時のものが再利用されています。
ここでは、施設の案内に従って「殿様の席」に座り、そこから見える景色を楽しむことができます。
馬籠や妻籠へ向かう前から、江戸時代にいるかのような気分を味わえてしまうのです。

殿様の席から見ると、いつもより少し視線が高くなったように感じますね。

こんなかわいらしい小物も楽しめます。

季節の花も艶やかです。目まぐるしい現代とは違う、少しゆっくりと時間が流れるような空気と景色を、どうぞ体験してみてください。

この庭でゆっくりするのもいいですね!
板縁や庭に出て、雰囲気を楽しむこともできます。
さらに奥の板廊下を歩くと、再現された「御手水所(おちょうずしょ)」、つまり当時のトイレも見ることができますよ。
ナマコ壁を持つ2階建ての土蔵には、古文書、絵画、長持ちなど、森家に関する資料も展示されています。公開状況が変わる場合がありますので、現地の案内をご確認ください。
無料で、あなたも殿様気分を味わえる場所!
ぜひ、足を運んでみてくださいね。
お隣の中津川市中山道歴史資料館も、あわせて楽しめます。こちらでは、中山道や中津川宿に関する貴重な資料を見ることができます。
中津川宿 脇本陣跡(旧脇本陣森家)
- 場所:岐阜県中津川市本町2丁目(中津川市中山道歴史資料館に隣接)
- 開館時間:9:30〜17:00(入館は16:30まで)
- 休館日:毎週月曜日(月曜日が祝日等の場合は翌日)、12月27日〜1月5日
- 観覧料:無料
※開館日や展示状況は変更になる場合があります。お出かけ前に、中津川市中山道歴史資料館の公式案内で最新情報をご確認ください。
※The RYOKAN Oからの徒歩時間は目安です。歩く速さや経路によって異なります。